私たちの想い

杏てい,私たちの想い

中華の虜になり、世界に飛び出す

(浩一)私は諫早に老舗の中華料理店ができるということで、高校卒業後、料理人として入社しました。料理人として働くなかで、ますます料理に対する向上心が高まり、神戸や横浜のお店でも料理を経験し、中国や香港、台湾、シンガポールにも勉強に行きました。

中国を訪れた際に食べた「空芯菜」、その味に惚れ込み、「空芯菜」を諫早の皆さまにも食べてほしいという思いで、今では妻の両親の畑で無農薬、有機栽培で「空芯菜」を作り、旬の時期になると杏ていでも提供しています。



農家で育ったからこそのこだわり

(文子)私の両親は山を開墾するなど、革新的な農業を行っており、荒れた山を開墾し、段々畑にして、みかん畑を作りました。当時、みかんで生計を立てることは難しいと言われていましたが、そんな逆境を跳ねのけ、品評会では賞を受賞するほどの活気あるみかん農家となりました。その後、養豚業へ転身し、これまた革新的なことを始め、高来町で全盛期は300頭の豚を育てていました。

私はそんな両親のもとに生まれ、山や海の大自然に囲まれた町で育ち、子どものころは豚の出産にも立ち会うなど、生まれたときから食に関わってきました。

高校を出て、一旦は企業へ就職しましたが、家族の青果業を手伝うことになりました。当時は諫早、高来、小長井町などを回り野菜や果物を販売していましたが、長崎市内の都心部にも出向き、新規開拓を続け、行列ができるほど売上を伸ばしました。この青果業での経験が商売のノウハウやお客様とのご縁など、今に繋がっています。



料理に対する思いが爆発

(浩一)中華料理店で10年勤務するうちに、ますます料理の奥深さに惚れ込み、本来の夢でもあった自分の店を持ちたいという気持ちが強くなり、家族に思いを告げるも猛反対…


(文子)当時は子どもたちも小さく、私自身も病気を抱えており、たくさんの心配事があったため、開業することを悩みましたが、主人の夢を叶えるため、家族が一つになり大きな一歩を踏み出しました。お店を運営するにあたり、協力してくれた家族や周りの方々には感謝の想いでいっぱいです。



お客様へメッセージ

「健康と長寿を願い、手作りと真心のおもてなし」がコンセプトで、安心安全な食材で地産地消にもこだわっています。素材の味を生かすために手間暇をかけて、農家さんや漁業者さんの想いも料理に込めていますので、その美味しさを存分に楽しんでいただけたら嬉しいです。

また子育て応援のお店でもあります。子連れでの外食の大変さは身に染みて実感していますので、子連れの方でも気軽に入れるお店づくりを心掛けております。どうぞご家族皆さんでお越しください。